「インスタをやる意味ってあるの?」「時間をかけて運用しても、実際に効果はあるの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
インスタを有効活用するには、目的を明確にした上で、適切な方法で運用・利用することがポイントです。
今回は、個人と企業のそれぞれについて、インスタを使うメリット・デメリットを解説します。
「インスタは何のためにやるのかわからない」「ビジネスに活用するメリットを知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
インスタはやる意味ある?個人がインスタを使うメリット
個人の場合も、インスタをやる意味がないとは限りません。個人がインスタを使うメリットとして、以下の4点が挙げられます。
- 写真や動画を気軽に投稿できる
- 投稿する写真や動画を簡単に編集できる
- 自分が知りたい情報をリサーチできる
- 投稿から商品の購入ページに移動できる
それぞれ解説します。
写真や動画を気軽に投稿できる
インスタは、視覚的なコンテンツを中心にしたSNSです。FacebookやXのように長い文章を考える必要がなく、手軽に写真や動画をアップロードできます。
特にストーリー機能は、動画が表示されるのが15秒と短いため、日常の出来事や瞬間を気軽にシェアできるのが魅力です。この手軽さを生かし、日常のさまざまなシーンを切り取って発信することで、フォロワーとのつながりを深められるでしょう。
投稿する写真や動画を簡単に編集できる
インスタでは、画像や動画の加工を手軽におこなえます。フィルターやスタンプなどの編集機能が用意されており、自分の投稿を簡単におしゃれに仕上げられます。
これらの機能は直感的に使えるため、特別なスキルがなくても誰でも気軽に楽しめるのが魅力です。この手軽さが、投稿やストーリーズの個性を引き出してくれるでしょう。
自分が知りたい情報をリサーチできる
インスタのハッシュタグ機能を活用すれば、自分が探している情報をスムーズにリサーチできます。
例えば「#東京ラーメン」と検索すると、そのタグが付けられた多くの投稿が表示され、行きたいカフェや新しいスポットの情報を集められます。ハッシュタグを使って情報を発信している企業やブランドも多いため、気になるブランド名を検索することで、最新のプロモーションや商品情報を手に入レられるかもしれません。
この検索機能は、新たな情報収集の手段として役立つでしょう。
投稿から商品の購入ページに移動できる
インスタのショッピング機能を使うと、気になる商品をよりスムーズに購入可能です。投稿やストーリーにタグ付けされた商品をタップするだけで、直接その商品ページにアクセスできます。
これにより、インスタ内で投稿の写真を見て「ほしい」と思ったアイテムを、わざわざ別のサイトで探す手間が省けます。
この機能は、手軽にショッピングを楽しめるだけでなく、ユーザーが気軽に新しい商品を発見するきっかけにもなっているようです。
インスタはやる意味ある?個人がインスタを使うデメリット
反対に、個人がインスタを使うデメリットとして以下の項目が挙げられます。
- 知られたくない人からアカウントを特定される可能性がある
- 投稿した写真や動画を悪用される可能性がある
- インスタ映えを気にしすぎて疲れてしまう
それぞれ解説します。
知られたくない人からアカウントを特定される可能性がある
インスタは他のSNSとの連携が簡単ですが、その分、意図せずにアカウントが特定されるリスクがあります。
例えば、Facebookとインスタのアカウントがリンク済みになると、Facebookの友達が自動的にインスタアカウントにリンクされます。この場合、インスタを匿名で登録していても身バレする可能性が高いでしょう。
また、共通の友人や興味を通じて、知られたくない相手にアカウントが見つかることもあり得ます。このため、インスタを使う際のプライバシー設定には注意が必要です。
投稿した写真や動画を悪用される可能性がある
インスタには、公式に画像や動画を保存する機能はありませんが、外部ツールを使えば簡単にコンテンツを保存できます。そのため、投稿した写真や動画が悪用されるリスクがあります。
特に、個人情報が特定されやすい内容を含む写真や動画は、思わぬトラブルを招く可能性があるため注意が必要です。投稿前には、個人情報が含まれていないか、プライバシーが守られているかをしっかりと確認することが欠かせません。
インスタ映えを気にしすぎて疲れてしまう
インスタは写真や動画がメインのSNSであるため「インスタ映えする綺麗な写真を投稿しなければならない」というプレッシャーを感じることがあるかもしれません。
特に、周囲の知人が魅力的な投稿を頻繁にアップしていると、自分も見映えの良い内容を投稿しなければと感じ、無理をしてしまうこともあるでしょう。
このようなプレッシャーから、SNS疲れを感じる人も増えているようです。ストレスなくインスタを楽しめるよう、適度に利用するのが良いでしょう。
インスタはやる意味ある?企業がインスタを運用するメリット
ここからは、企業がインスタを運用するメリットについて解説します。主に挙げられるのは、以下の4つです。
- 視覚を活用したプロモーションができる
- ハッシュタグの活用で投稿を伸ばしやすい
- 自社商品・サービスのブランディングに繋がる
- ショッピング機能の活用で売上アップが期待できる
それぞれ解説します。
視覚を活用したプロモーションができる
インスタは画像や動画をメインにしたSNSであるため、企業が商品やサービスを視覚的にアピールしやすいプラットフォームです。
写真や動画を通じてユーザーに直感的な印象を与えられるため、テキスト中心のPRよりも訴求力が高いことが特長です。
ビジュアルコンテンツを効果的に活用することで、ブランドの世界観や魅力が伝わりやすく、多くのユーザーの関心を引きつけられるでしょう。
ハッシュタグの活用で投稿を伸ばしやすい
インスタでは、ハッシュタグが他のSNS以上に大きな役割を果たしており、うまく活用することでフォロワーが少ない段階でも多くのユーザーに投稿を届けられます。
ハッシュタグを付けることで、関連する投稿を見たいユーザーにリーチできます。さらに、ハッシュタグ自体をフォローすることもできるため、露出が増えやすい仕組みです。
この特性を活かして、企業は認知度を高めたり、投稿の閲覧数を効率的に伸ばしたりできるでしょう。
自社商品・サービスのブランディングに繋がる
インスタは広告活動だけでなく、企業や商品のブランディングにも効果的です。特に、投稿やストーリーで自社のビジュアルを一貫して発信することで、ユーザーに強いブランドイメージが浸透しやすくなります。
また、ハッシュタグを使えば関連するターゲット層に直接アプローチできるため、商品やサービスの広い認知にもつながります。視覚的な訴求力を活かして、ブランド価値を高めることができるのが大きなメリットです。
ショッピング機能の活用で売上アップが期待できる
インスタのショッピング機能を活用すれば、投稿やストーリーから直接商品購入ページに誘導できます。これにより、売上アップが期待できます。
ユーザーは気になる商品をその場で確認し、購入に進めるため、購買意欲が高まったタイミングでスムーズな購入体験を提供可能です。また、投稿に商品タグを付けることでフォロワー以外のユーザーにもリーチしやすくなり、新規顧客の獲得にも効果が期待できます。
インスタはやる意味ある?企業がインスタを運用するデメリット
反対に、企業がインスタを運用するデメリットとして以下の点が挙げられます。
- アカウントの運用に手間がかかる
- 他のSNSと比べて拡散性は低い
- ターゲット・業種によっては活用しにくい
それぞれ内容を見ていきましょう。
アカウントの運用に手間がかかる
インスタの運用は、投稿作成やコメント対応に多くの時間と労力がかかります。特に集客を目的とする場合、写真や動画の撮影・編集、投稿のタイミングを計る必要があり、手間が増えがちです。
また、競合アカウントの分析も必要になるため、日々の業務に加えて時間を割く必要が出てくるかもしれません。そのため、リソースに余裕がない企業にとっては負担になる可能性が高いでしょう。
他のSNSと比べて拡散性は低い
インスタには、Facebookの「シェア」やXの「リポスト」といった拡散機能がありません。そのため、他のSNSに比べて投稿が広まりにくい点はデメリットといえます。
自然な拡散を狙うのが難しいため、投稿が広く認知されるには工夫が必要です。他のSNSとの連携や、Webサイトなどの外部メディアを活用してインスタアカウントを宣伝し、認知度を高める戦略が求められます。
ターゲット・業種によっては活用しにくい
インスタは若年層・中年層が多く利用するプラットフォームであるため、シニア層に向けたPR効果は期待しにくいのが現状です。
また、業種によっても活用が難しい場合があります。飲食業や観光業など、視覚的に訴求できる業種は効果的ですが、魅力的な写真を撮影するのが難しい業界では、インスタの特性とマッチしにくいです。
そのため、ターゲットや業種を考慮した上で、インスタをビジネスに活用すべきかどうか検討しましょう。
まとめ
今回は「インスタってやる意味あるの?」という疑問に対し、個人・企業それぞれがインスタを使うメリットとデメリットを紹介しました。
個人の場合、インスタは気軽に写真や動画を投稿できるほか、簡単な編集やハッシュタグを使った検索などができます。ただし、インスタを始めとしたSNSは不特定多数が利用するため、アカウントの特定やコンテンツの悪用といったリスクがある点に注意が必要です。
また、企業の場合はブランドや商品・サービスのプロモーションや集客の手段として、インスタを活用できます。アカウントの運用にかかるリソースやインスタの特性、ターゲット・業種との相性を考慮しながら、インスタをやる意味があるかどうか検討しましょう。
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