「インスタグラムのリール動画は、ハッシュタグをどう使えばいいの?」「効果的なハッシュタグの付け方はどうやるの?」などの疑問を抱えているインスタグラマーは少なくありません。実際、インスタグラムでのハッシュタグ活用は多くの人が悩むポイントです。
本記事では、リール動画におけるハッシュタグの性質や、効果的な活用のポイントを解説します。
インスタグラムの# (ハッシュタグ)とは
インスタグラムのハッシュタグ(#)は、投稿を分類し検索可能にするための機能です。シャープ記号に似た#の後にキーワードを付けることで、投稿にタグを付けられます。
ハッシュタグを使うことで、自分の投稿を多くの人に見てもらうチャンスを増やすことができます。キャプションやコメントに追加できるので、うまく活用していきましょう。
インスタグラムのハッシュタグの付け方
インスタグラムのハッシュタグの付け方は投稿タイプによって異なります。
- フィード投稿
- リール動画
- ストーリーズ
- プロフィール
それぞれについて解説します。
フィード投稿
インスタグラムのフィード投稿では、投稿のキャプション、つまり説明文の部分に直接ハッシュタグを入れることができ、コメント欄にも追加することも可能です。
フィード投稿では最大30個のハッシュタグが利用できます。動画の内容やペルソナを考慮して、どのハッシュタグを利用するか判断してください。
リール動画
インスタグラムのリール動画投稿でも、ハッシュタグを利用することができます。フィード投稿と同じく、リールのキャプション部分やコメント欄にハッシュタグを追加できます。
リール投稿では最大30個のハッシュタグが利用できます。動画の内容やペルソナを考慮して、どのハッシュタグを利用するか判断してください。
ストーリーズ
インスタグラムのストーリーズでも、ハッシュタグを活用できます。投稿画面右上の顔マークからアクセスできるハッシュタグスタンプを使用するか、直接テキストで「#」とキーワードを入力することで、タグを追加できます。
ストーリーズはハイライトに追加しない場合には24時間で消えてしまいますが、ハッシュタグを使うことで、より多くのユーザーに見てもらうことができます。ストーリーズでは最大10個までハッシュタグを使うことができるので、好きなハッシュタグをつけて投稿してみてください。
プロフィール
インスタグラムのプロフィール欄も、ハッシュタグを活用できる場所です。自己紹介文にタグを入れることで、アカウントの特徴やコンセプトをわかりやすく表現できます。
写真家なら #ポートレート撮影 のようなタグを、ファッションブランドなら #サステナブルファッション といったタグを活用しているケースが多いですが、自分の好きなハッシュタグを利用してもいいでしょう。
インスタグラムのリールにハッシュタグを付けるメリット
インスタグラムのリールにハッシュタグを付けるメリットは、以下の通りです。
- フォロワー以外の人のも投稿を見てもらえる
- ブランディングしやすい
- エンゲージメントを増やせる
それぞれについて解説します。
フォロワー以外の人のも投稿を見てもらえる
インスタグラムでハッシュタグを利用することで、フォロワー以外のユーザーにも投稿を見てもらうことができます。適切なタグを選んで投稿することで、そのテーマに関心を持つ新しいオーディエンスにリーチできます。
ハッシュタグをうまく活用することで、質の高いエンゲージメントに繋げることもできます。なぜなら、ハッシュタグ検索で投稿を見つけたユーザーは、すでにそのトピックに興味を持っているからです。
ブランディングしやすい
ハッシュタグは、インスタグラムでブランドの認知度を高めるメリットもあります。自社のブランド名やキャンペーン名をタグ化し、それを使用することで、より広いユーザーにブランドを認知してもらうことができます。
また、この方法をうまく活用すれば無料でブランドの名前を拡散できます。雪だるま式に認知度を広げることができるので、積極的に活用するようにしてください。
エンゲージメントを増やせる
ハッシュタグキャンペーンは、企業がSNS上でユーザー参加型のプロモーションを展開する効果的な手法です。ハッシュタグキャンペーンを活用することで、ブランドの認知度向上とエンゲージメント率向上を同時に行えます。
キャンペーンの典型的な参加条件は、企業アカウントのフォロー、指定テーマに沿った画像投稿、特定のハッシュタグ使用となることが多いです。これらの要素が組み合わさることで、投稿が拡散されていきます。
プレゼントや特典といったインセンティブを設けることで、ユーザーの参加意欲を高めることもできます。
インスタグラムのリールにハッシュタグを付ける際の注意点
インスタグラムのリールにハッシュタグを付ける際の注意点は、以下の通りです。
- 投稿に関係するハッシュタグをつける
- 上限に注意する
- 一つは必ず使用する
- 禁止ハッシュタグを付けない
それぞれについて解説します。
投稿に関係するハッシュタグをつける
情報収集の方法は、デジタル時代の進化とともに変化しています。かつては Google や Yahoo! などの検索エンジンが主流でしたが、現在、特に若年層の間では SNS でのハッシュタグ検索が一般的になっています。
ハッシュタグ (#) を使用して関心のある情報を収集する文化が広がり、多くのユーザーがこの方法で検索を行うようになりました。この傾向に合わせ、投稿者側も適切なハッシュタグ付けが重要になってきています。多くのタグを付けることで検索にヒットしやすくなりますが、投稿内容と無関係なタグの使用には注意が必要です。
上限に注意する
インスタグラムでは、一つの投稿に対して最大30個のハッシュタグを使用できます。この数字は一見多く感じるかもしれませんが、実際に活用し始めると意外に足りないと感じる場合が多いです。
この上限を超えてタグを使用することは絶対に避けましょう。30個を超えるタグを付けても、余分なものは単に反映されないだけでなく、アカウントがスパム行為を行っていると判断されるリスクがあります。
一つは必ず使用する
インスタグラムは、他のSNSと比較しても投稿の拡散機能が限られているため、ハッシュタグを活用するべきです。TwitterのリツイートやFacebookのシェア機能のような直接的な拡散手段がないため、ハッシュタグは投稿のリーチを広げる唯一の方法です。
そのため、リールの各投稿に最低でも1つのハッシュタグを使用しましょう。タグを使わないと、なかなか他のユーザーにリーチすることは難しいでしょう。
禁止ハッシュタグを付けない
インスタグラムには意外にも使用が制限されているハッシュタグが存在します。
禁止タグには、明らかに不適切なものから一見無害に見えるものま様々です。例えば、日本語では「#副業」が禁止ハッシュタグです。これらのタグを使用すると、投稿が表示されなくなるシャドウバンの可能性があるので注意しましょう。
インスタグラムのハッシュタグを付ける際のコツ
インスタグラムのハッシュタグを付ける際のコツは、以下の通りです。
- ハッシュタグを分類する
- ブランド名を付ける
- 地域別のハッシュタグを付ける
- イベント関係のタグを作る
- 一般ユーザー向けタグを付ける
- ニッチな分野のタグを付ける
それぞれについて解説します。
ハッシュタグを分類する
インスタグラムのハッシュタグ戦略として、検索数に基づいて「ビッグワード」、「ミドルワード」、「スモールワード」の3段階に分ける戦略がおすすめです。
「ビッグワード」は業界や大きなカテゴリーを示す広範囲なタグです。例えば#ファッションなどです。「ミドルワード」はビッグワードを絞り込んだもので、#韓国ファッションのように特定のジャンルを表します。「スモールワード」は最も具体的で、投稿内容に直結したタグです。#ホワイトコーデなどがスモールワードに当たります。
使用数の目安は、スモールワード10〜20個、ミドルワード5〜10個、ビッグワード3〜5個程度です。
ブランド名を付ける
ブランド名ハッシュタグは、企業の認知度向上効果だけでなく、エンゲージメント率の向上効果も期待できます。
また、それ以外にも顧客参加型のコミュニティ形成に役立ちます。ユーザーが投稿にブランドタグを付けることで、いわゆる口コミ効果が発生します。企業側がそれらの投稿をリポストすることで、双方向のコミュニケーションができるようになります。
地域別のハッシュタグを付ける
地域に根ざしたサービスを提供している場合などは、地域ハッシュタグを活用しましょう。例えば、渋谷でアパレルショップを経営している場合、#渋谷ファッションや#shibuyastyleなどのタグを活用することで、その地域に関心のあるユーザーとつながりやすくなります。
イベント関係のタグを作る
イベント関連のハッシュタグは、フォロワー獲得よりは既存顧客とのつながりを深めるためのツールです。イベント関連のハッシュタグは必ずしもブランド自体を直接表現するものではなく、特定の場面や雰囲気を捉えた表現が多いのが特徴です。
また、これらのタグは、イベント後もその思い出を共有する手段として機能するため、コミュニティを形成したい場合には活用を検討することをおすすめします。
一般ユーザー向けタグを付ける
一般ユーザー向けのハッシュタグは、幅広い投稿に適用できる汎用的なタグです。これらは頻繁に使用され、多くのユーザーに検索されています。
このような一般ユーザー向けのタグを使用することで、投稿のリーチを大幅に拡大し、既存のフォロワーだけでなく、新たな層にも到達する可能性を高めることができます。多くのアカウントが利用しているハッシュタグのため、一般ユーザー向けのタグ以外も活用しつつ投稿を継続しましょう。
ニッチな分野のタグを付ける
特定の関心を持つユーザーにアプローチしたい場合には、ニッチな分野のハッシュタグがおすすめです。
ニッチな分野のタグは一般ユーザー向けタグと比較しても競争が少なく、関心度の高いユーザーに直接アピールできるなどの利点があります。
まとめ
本記事では、インスタグラムのリール動画でハッシュタグを効果的に活用することについて解説しました。
インスタグラムのハッシュタグはフォロワー以外へのリーチ拡大、ブランディング強化に欠かせない戦略となっています。ハッシュタグ戦略を適切に行いながら、リール動画の効果を最大化し、アカウントの成長を目指しましょう。
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