「インスタグラムでお店紹介するときに許可は必要?」「どうやってお店に撮影の許可を取ればいいの?」など、インスタグラムを利用している方の中には、このような悩みを抱えている方もいるでしょう。
結論から言うと、インスタグラムでお店紹介する場合には許可が必要になるケースが一般的です。暗黙の了解で黙認されることもありますが、後々の問題を避けるために事前に許可を取りましょう。
本記事では、インスタグラムでお店紹介するときの許可の取り方や、お店紹介時の法的リスク等について詳しく解説します。
インスタグラムでお店を紹介したりタグ付けするときに許可は必要?
インスタグラムでお店を紹介したりタグ付けする際、基本的に店内での撮影は許可を得るべきです。
状況によっては黙認されるケースもありますが、無断撮影は違法行為となる可能性がある行為です。料理の写真を撮るだけなら問題ありませんが、内装、アート作品などは注意が必要です。また、既にウェブ上にある写真の無断使用は著作権侵害となります。お店の紹介やタグ付けは、マナーを守りつつ、できれば事前に店舗の許可をとることをおすすめします。
インスタグラムで紹介したいお店から許可を取る際の例文
下記は、インスタグラムで紹介したいお店から許可を取る際の例文です。メールでもDMでも同様に使用できますので、必要に応じて調整してください。
[店舗名]様
初めまして。[あなたの名前]と申します。
貴店の素晴らしい[料理/サービス/雰囲気など]に感銘を受け、インスタグラムで紹介させていただきたいと考えております。
つきましては、以下の内容での投稿の許可をいただけないでしょうか。
- 店内の写真撮影
- 料理の写真撮影
- 店舗名のタグ付け
- 簡単な感想や評価の記載
是非ご検討いただけますと幸いです。
何かご不明な点やご要望がございましたら、お知らせください。
よろしくお願いいたします。
[あなたの名前]
SNSのDMを使う場合は電話でも確認する
インスタグラムのダイレクトメッセージを使用してお店に許可を取る時は、確実な連絡のために電話での確認もしましょう。多くの飲食店がインスタグラムを活用していますが、SNSに不慣れな店舗もあり、DMが見落とされる可能性があります。
特にインスタグラムのDMは気づきにくいことがあるため、電話で直接確認することで、確実にメッセージが伝わります。
インスタグラムのお店紹介で違法になるケース
インスタグラムのお店紹介で違法になるケースは、以下の通りです。
- 著作権侵害
- 名誉棄損
- 施設管理権の侵害
それぞれについて解説します。
著作権侵害
インスタグラムでお店を紹介する際、著作権侵害に注意しましょう。特に店舗や料理の写真を無断で使用することは、法的問題に発展することもあります。
例えば、お店のウェブサイトやSNSから写真を無断で転用したり、店内で許可なく撮影した写真を投稿したりすると、著作権侵害となります。インフルエンサーであっても、お店の許可なく撮影・投稿を行えば訴訟リスクがあります。安全に紹介するには、必ず事前に店舗の許可を得ること、そして可能な限り自分で撮影した写真を使用することが重要です。
名誉棄損
インスタグラムでお店を紹介する際、名誉棄損にも注意が必要です。例えば、サービスや商品に対する不満を投稿する場合、たとえ個人的な感想だとしても、誇張や一方的な見方は店舗の評判を不当に傷つけ、誹謗中傷としてみなされることがあります。
特に、根拠のない噂や推測を投稿することは危険です。店舗名を明記したり、場所をタグ付けしたりする場合は、言葉選びを慎重に行いましょう。
施設管理権の侵害
インスタグラムでのお店紹介時、店内での撮影は基本的に許可が必要です。特に「撮影禁止」の表示がある場合、無断撮影は違法行為となります。
状況によっては黙認されるケースもありますが、これは絶対的なルールではありません。場所、被写体、撮影方法によって判断が異なるため、事前に店舗側の許可を取りましょう。
インスタグラムでお店紹介するときに許可を取る際のポイント
インスタグラムでお店紹介するときに許可を取る際のポイントは、以下の2点です。
撮影の許可
インスタグラムでお店紹介するときに許可を取る際のポイントの1つ目は、撮影の許可を取ることです。店舗によっては、写真撮影自体を好まない場合もあるため、注文時や食事前に一言確認するのがおすすめです。
例えば、「お料理の写真を撮ってSNSに掲載してもいいですか?」と丁寧に尋ねましょう。この時、店内の雰囲気や外観なども撮影したい場合は、そのことも伝えます。事前に許可を得ることで、トラブルを避けることができます。また、撮影可能な範囲や制限事項についても確認しておくとよいでしょう。
投稿の許可
インスタグラムでお店紹介するときに許可を取る際のポイントの2つ目は、投稿の許可を取ることです。おすすめのタイミングは、サービスを受けた後の会計時です。「インスタグラムに投稿してもいいですか?」と端的に伝え、許可を取りましょう。
この時、店舗の混雑していない時間帯を選ぶことで、スムーズに話し合いができます。また、原稿確認の方法についても相談しておきましょう。SNSやブログなど、具体的な掲載先を明確にすることで、お店側の理解を得やすくなります。
インスタグラムでお店紹介するときの注意点
インスタグラムでお店紹介するときの注意点は、以下の通りです。
- 投稿内容に注意する
- ハッシュタグの内容や量に注意する
- 写真の投稿には特に注意が必要
それぞれについて解説します。
投稿内容に注意する
インスタグラムでお店を紹介する時は、投稿内容に注意しましょう。特に、お店の評判を不当に傷つけるような否定的なコメントや、事実に基づかない情報の発信は避けるべきです。
体験した内容を正確に伝え、誇張や偏見のない表現を心がけましょう。お店の良い点を中心に紹介し、仮に改善点がある場合は建設的な表現を選ぶことが大切です。
ハッシュタグの内容や量に注意する
インスタグラムでお店を紹介する時は、ハッシュタグの使用にも注意が必要です。ハッシュタグは、お店の業種や特徴が伝わるもので、検索されやすいものを選びましょう。例えば、料理のジャンルや店舗の雰囲気、地域名などがおすすめです。この時、ハッシュタグをつけすぎないことも意識しましょう。
アカウントのタグ付けに関しては、慎重に行いましょう。関連性のない多数のアカウントを一度にタグ付けすると、スパム行為とみなされることがあります。また、お店の中にはタグ付けを禁止している場合もあるため、事前に確認しましょう。
インスタグラムでお店を紹介する時は、お店側の方針や意向を尊重し、自然な形での紹介を心がけることが大切です。
写真の投稿には特に注意が必要
インスタグラムでお店を紹介する時は、写真の投稿には特に注意が必要です。
特に気をつけなければいけないのが、オーナーや従業員、他のお客様の写り込みです。
このような投稿する際は、事前に許可を得るか、個人が特定できないようモザイク処理を施すなどの配慮が必要です。
また、料理の写真であっても、無断で撮影・投稿すると著作権侵害になる可能性があります。例えば、あるインフルエンサーが飲食店の料理写真を許可なく投稿し、法的問題に発展したケースもあります。他人の撮った写真は使わないことを心がけるようにしてください。
まとめ
本記事では、インスタグラムでお店紹介する時の許可の取り方について解説しました。
インスタグラムでお店を紹介する時には、基本的には事前に許可を得る必要があります。特に写真投稿には注意が必要で、オーナーや従業員、他の客の肖像権、店舗の著作権侵害に気を付けましょう。
許可を得る際は、メールやDMだけでなく、電話や直接会話で確実に伝えることがおすすめです。また、投稿内容は事実に基づき、誇張や偏見のない表現を心がけ、ハッシュタグやタグ付けも適切に使用しましょう。
インスタグラムでお店を紹介する時には、これらの点に注意をしながら正しく投稿しましょう。
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