「インスタ運用がうまくいかない」「フォロワーが増えずに困っている」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
インスタ運用を成功させるためには、効果的な戦略を立てることや魅力的なコンテンツを作成することが欠かせません。
今回は、インスタの運用がうまい企業の特徴を紹介します。
「フォロワーを増やすための具体的なテクニックを知りたい」「インスタ運用がうまい企業はどのように運用しているのか知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
インスタ運用がうまい企業15選を紹介
ここでは、インスタ運用がうまい企業15選を紹介します。それぞれの会社の運用方法を参考に、自社でのアカウント運用に取り入れてみてください。
DAISO(ダイソー)
DAISOは、インスタで180万人を超えるフォロワーを持つ人気の100円ショップです。彼らの投稿は、商品の魅力を伝えるためにチラシ風の画像を使用し、豊富な情報を視覚的にアピールしています。特に、商品説明や使用シーンを詳細に紹介した、ユーザーが興味を持ちやすい工夫が特徴です。
また、DAISOは商品を使ったアイデアや活用法を多彩に投稿しており、フォロワーに新たな使い方や組み合わせの楽しさを提案しています。これにより、ユーザーは商品をより身近に感じやすく、自らの生活に取り入れたくなるような体験を提供しています。
ニトリ
ニトリは、インスタで130万人以上のフォロワーを抱えるインテリア・家具の大手量販店です。その運用スタイルは、商品のトータルコーディネートや季節ごとのおすすめ商品に焦点を当てた投稿が中心です。写真には商品の使用感や特徴を明記することで、視覚的に訴求し、一目で魅力を伝える工夫が施されています。
さらに、ニトリはユーザー生成コンテンツ(UGC)を積極的に活用しており、インスタユーザーがニトリのハッシュタグやメンションを用いて投稿した場合には、ストーリーズでそれを紹介する取り組みを行っています。このアプローチにより、コミュニティとのつながりを深め、ブランドの信頼性を高めています。
松屋フーズ
松屋フーズは、インスタで3万人以上のフォロワーを持つ人気の牛丼チェーンです。特に、若い女性をターゲットにし、牛丼屋の伝統的なイメージを超えたスタイリッシュでクリエイティブな投稿を展開しています。このアプローチにより、「イケてる松屋」という新しいブランドイメージを確立しています。
アカウント開設時にはインフルエンサーを積極的に起用し、その影響力を活用してリーチを広げました。また、松屋での食事を通じたライフスタイルや生活シーンを演出し、視覚的に楽しませるコンテンツを提供することで、フォロワーの興味を引き続けています。
日清食品株式会社
日清食品株式会社は、各商品の特性を活かすために、インスタ上で独自のアカウントを展開しています。特に注目すべきは「カップヌードル」と「チキンラーメン」のアカウントです。
「カップヌードル」のアカウントでは、新商品のCMや関連グッズの紹介が中心となっています。季節ごとのイベント、たとえば正月やハロウィンに合わせた特別な投稿が行われ、視聴者に強い印象を与えています。一方、「チキンラーメン」のアカウントでは、イメージキャラクターである「ひよこちゃん」が主役。シュールでユーモラスな画像を多く投稿し、公式アカウントとは思えないエンターテインメント性を追求しています。
伊藤忠商事
伊藤忠商事は、フォロワー数6千人を超える採用専用のインスタアカウントを運営しています。このアカウントでは、内定者の就活体験や先輩社員の仕事に関するトーク、さらには就活アドバイスといったオリジナルコンテンツを発信し、就活生に向けた情報提供を行っています。
投稿には、就活生からベテラン社員まで幅広い層の社員が登場し、それぞれのキャリアストーリーを展開。これにより、フォロワーはさまざまな視点から会社の魅力を感じることができます。また、投稿の数を制限し、一貫したイメージを持たせることで、コンテンツの質を高めています。
青山商事株式会社
青山商事株式会社は、スーツ専門店「洋服の青山」を運営し、特に女子高生をターゲットにしたインスタアカウントを展開しています。このアカウントでは、普段の生活で使える写真の撮り方やプリクラのテクニックを紹介し、フォロワーに親近感を与えていることが伺えます。
さらに、大学の入学式のシーズンには、スーツのプロモーションを行うことで、時期に応じた戦略的なマーケティングを実施。高校生たちが日常的に接するコンテンツを通じて、自然に自社製品への興味を引き出し、集客につなげています。
住友ゴム工業株式会社
住友ゴム工業株式会社は、タイヤやゴルフ製品を手掛ける企業で、特にゴルフクラブの試打会を活用したユニークなマーケティング施策を展開しています。試打会に参加した際に投稿された写真を対象にしたプレゼントキャンペーンを実施し、「#スイング映え」というハッシュタグを使用することで、視覚的な訴求を強化しました。
この取り組みによって、ライトユーザー層の獲得を目指し、試打会の情報がSNS上で広がることに成功。参加者が自らの体験をシェアすることで、イベントの認知度は急速に拡大し、より多くの人々が試打会に参加する流れが生まれました。
東京電力グループ
東京電力グループ(TEPCO)は、フォロワー数が1万人を超える電力会社グループとして、インスタを通じた情報発信に力を入れています。現場の構造物やその周囲の風景をダイナミックに撮影した写真が特徴で、これにより現場の雰囲気や業務内容を直感的に理解できるように工夫されています。
投稿には、設備や業務プロセスについての詳細な解説が添えられ、一般の方々に対する理解を深める役割も果たしていることが特徴です。このようなアプローチは、単なる情報提供に留まらず、現場での仕事に興味を持つ人々に対する採用活動としても効果を発揮しています。
サムスン電子ジャパン株式会社
サムスン電子ジャパン株式会社は、スマートフォンの製造メーカーとして、インスタを活用してユーザーとの交流を深めています。特に注目すべきは、定期的に実施されるGalaxyのフォトコンテストです。このコンテストでは、季節ごとのテーマに沿った写真を投稿してもらい、優れた作品には豪華な賞品が贈られます。これにより、参加者の創造性を引き出し、Galaxyの魅力をアピールしています。
また、投稿には「#Galaxyカメラ部」というハッシュタグを付けてもらうことで、ユーザー同士のつながりを強化し、Galaxyカメラの高性能を実証する効果も生まれています。
北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店は、120万人を超えるインスタのフォロワーを持つ、北欧製の生活・インテリア雑貨を専門に扱うショップです。ターゲット層を明確に定義し、ライフスタイルにこだわりを持つユーザーに向けた独自のアプローチで成功を収めています。この取り組みは、大手ECモールとは異なる方法で、ブランドの個性を際立たせています。
インスタでは、統一感のある写真や色彩を用い、自然光を利用して実際の使用シーンを美しく演出しています。このように、投稿がブランドのイメージや世界観と調和することで、フォロワーに強い印象を与えていることが特徴です。
また、ユーザーが共感しやすいライフスタイル提案を行うことで、実際の購買につなげる仕掛けも上手く施されています。
大建工業
大建工業は、6万人以上のフォロワーを持つ総合建材メーカーで、インスタを通じて独自の視点から住宅の内装デザインや機能性を提案しています。建材を使用したアイデアを通じて、住まい手と設計・施工業者の両方にアピールするコンテンツを発信し、業界内での地位を確立しています。
投稿内容には、フォロワーとのインタラクションを促す工夫が施されており、コメントを呼びかけるだけでなく、自社製品を使用しているユーザーにハッシュタグを付けて発信するよう促す取り組みも行っているようです。これにより、ユーザーが自発的にブランドの魅力を広めるきっかけを作り、コミュニティ感を醸成しています。
株式会社ペティオ
株式会社ペティオは、ペット用品の専門メーカーで、特にペット向けアニメキャラクターの衣装「キャラペティ」をプロモーションするためにインフルエンサーを起用しています。
ペットの写真を多く投稿しているインフルエンサーにアプローチすることで、愛犬家や愛猫家といったターゲット層に効果的に商品をアピールしています。
具体的には、フォロワー13万人を誇るインフルエンサーのゆうさんに飼い犬アーニーにキャラペティを着用してもらい、プロモーションを行いました。この投稿は15,000以上の「いいね」を獲得し、非常に大きな反響を呼んでいます。
このように、インフルエンサーの力を借りてブランド認知度を高め、ファンとの関係を深める戦略は、ペティオの成功に寄与しています。
Sky株式会社
Sky株式会社は、業務用システムの開発・販売を行っている企業で、主にIT業界向けのセミナーやイベント情報を発信しています。また、採用活動にもインスタを活用し、自社商品の特徴をわかりやすく解説しています。この取り組みは、BtoB商材に対して詳しくない就活生でも理解しやすい内容となっているのが大きなポイントです。
さらに、Sky株式会社は複雑な商材を扱うBtoB企業でありながら、2023年4月時点で3万人以上のフォロワーを獲得しています。このアカウント運用により、知名度の向上が図られており、より多くの人々に自社の魅力を伝える効果を上げています。
LIPS(リップス)
LIPSは、80万人以上のフォロワーを誇る日本最大級のコスメ口コミサービスで、インスタを活用して幅広いコスメ情報を提供しています。特におすすめのコスメやメイクアップの紹介において、テキスト入りの画像や解説動画を駆使して実用的なコンテンツを発信しています。これにより、フォロワーはリアルなユーザーの声を通じて、商品選びに役立つ情報を得られます。
また、LIPSはハイライト機能を効果的に利用し、情報を整理して見やすくする工夫も行っていることが特徴です。新作コスメやキャンペーン情報などを積極的に発信し、フォロワーにとって価値のある情報源となっています。
GRL(グレイル)
GRLは、130万人以上のフォロワーを誇る人気のレディースブランドで、インスタを駆使してトレンドを発信しています。モデルやインフルエンサーによるコーディネート提案を中心に、親しみやすくかわいらしいイメージを保ちつつ、ブランド全体に統一感を持たせています。これにより、フォロワーは実際のスタイリングを通じて、商品に対する興味を高めることができます。
また、GRLは購入者の投稿をリポストすることで、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を自然に活用しています。これにより、実際の使用シーンを共有し、ユーザーに商品の信頼感を与えています。
さらに、商品画像をタップすることで、すぐにインスタショップの商品ページにアクセスできるため、スムーズな購入体験を提供しています。こうした戦略により、GRLはファッションに敏感な女性たちの支持を集めているようです。
まとめ
今回は、インスタ運用がうまい企業のアカウント運用方法を解説しました。紹介した企業はごく一部ですが、企業ごとにさまざまな工夫をおこない、集客やブランディングにインスタアカウントを活用していることがわかります。
これからインスタ運用を始めたいと思っている方は、記事で紹介した運用の成功例を参考にしながら、戦略的なアカウント運用に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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