インスタグラムのタイアップ投稿の報酬はいくらくらい？タイアップ投稿のやり方や注意点について解説

2024年10月27日2024年10月29日

「インスタグラムのタイアップ投稿の報酬はいくらくらい？」「タイアップ投稿のやり方はどうやるの？」こうした疑問を抱えているインフルエンサーも多いのではないでしょうか。

結論から言うと、インスタグラムでのタイアップ投稿の報酬は人によって異なります。「フォロワー数」と「フォロワー単価」を使って計算するためです。

本記事では、インスタグラムのタイアップ投稿について、報酬相場だけでなく、タイアップ投稿の方法や注意点までを詳しく解説します。

インスタグラムのタイアップ投稿とは？

インスタグラムのタイアップ投稿は、インフルエンサーと企業が協力して行う広告方法です。タイアップ投稿では、インフルエンサーが自身のアカウントで商品やサービスを紹介し、その対価として報酬を得ます。タイアップ投稿かどうかは、ブランドコンテンツタグの使用有無で判断できます。

タイアップ投稿をするためには、企業とインフルエンサーそれぞれの操作が必要なので、透明性のある広告であることの証明となります。

インスタグラムのタイアップ投稿の報酬相場

インスタグラムのタイアップ投稿における報酬相場は、インフルエンサーのフォロワー数や影響力によって異なります。一般的な目安として、フォロワー数に1〜3円を掛けた金額が基準となることが多いです。

計算方法

インスタグラムのタイアップ投稿の報酬の基本的な計算方法は、「フォロワー数」と「フォロワー単価」を掛け合わせることです。フォロワー単価とは、1人のフォロワーに対して設定される金額のことを指します。

フォロワー単価はSNSごとに異なりますが、インスタグラムの場合、フォロワー単価は2〜4円程度が一般的です。フォロワー数が10万人で、フォロワー単価を3円と設定した場合、10万×3円で30万円という報酬になります。

フォロワー数別報酬相場

10万フォロワー未満のインフルエンサーの場合、1投稿あたり数万円から10万円程度の報酬となることが多いでしょう。一方、10万から100万フォロワーを持つインフルエンサーになると、1投稿で数十万円から100万円以上の報酬を得ることもあります。

さらに、100万フォロワーを超える大規模インフルエンサーともなれば、1回のタイアップ投稿で数百万円の報酬が発生します。ただし、これらの金額はあくまで目安なので、実際の報酬は投稿内容、企業の予算、インフルエンサーの専門性やエンゲージメント率など、さまざまな要因で変動します。

インスタグラムのタイアップ投稿のやり方

インスタグラムのタイアップ投稿のやり方は、以下の通りです。

アカウント作成
ビジネスアカウントに変更
タイアップ投稿の作成
企業から承認を得て、投稿
効果測定

それぞれについて解説します。

アカウント作成

インスタグラムでタイアップ投稿を行うための第一歩は、アカウントの作成です。まず、Instagramアプリをダウンロードするか、公式ウェブサイトにアクセスします。次に、メールアドレス、電話番号、またはFacebookアカウントを使用して登録を開始します。個人情報やユーザー名、パスワードなどの基本的な情報を入力し、利用規約に同意すれば、アカウントが作成されます。

プロフィール写真の設定やバイオの記入は、後から行うこともできます。アカウント作成後は、興味のあるアカウントをフォローしたり、最初の投稿を行ったりして、タイアップ投稿に向けた準備をしましょう。

ビジネスアカウントに変更

インスタグラムでタイアップ投稿を行うためには、通常のアカウントからビジネスアカウントへの切り替えをする必要があります。ビジネスアカウントへの変更により、広告機能や詳細な分析ツールなど、タイアップに必要な機能が利用可能になります。

ビジネスアカウントへの切り替えは、設定画面から簡単に行えます。切り替え後は、タイアップ投稿のための特別な設定が必要です。企業側はタイアップ投稿の設定をオンにし、インフルエンサー側はタイアップ投稿ラベルを追加します。

タイアップ投稿の作成

次に、タイアップ投稿の作成をします。まず、通常通り投稿内容を作成します。次に、「タイアップ投稿ラベル」を追加し、有効化します。これにより、投稿が広告であることを明示できます。その後、「ブランドパートナーを追加」機能を使って、協力している企業やブランドを選択します。

これらの手順を行うことで、投稿画面のプロフィール下にタイアップラベルが表示されます。

企業から承認を得て、投稿

インスタグラムのタイアップ投稿は、企業からの最終承認が必要です。企業側は、まずプロフィール設定から「ビジネス」を選択します。そこで「ブランドコンテンツ」を選択し、「コンテンツクリエイターを承認」オプションでタイアップを行うインフルエンサーを名前またはユーザーネームで検索します。

該当のインフルエンサーを見つけたら、その投稿内容を確認します。内容が企業のブランドイメージや方針に合致していることを確認した上で、承認を行います。

効果測定

インスタグラムのタイアップ投稿は、インスタグラムの提供するインサイト機能で効果測定が可能です。

いいねの数、保存回数、インプレッション数、そしてコメント数といった指標を総合的に分析することで、投稿の効果を測定することができます。これらのデータを基に、次回のタイアップ戦略に活かすことができます。継続的な分析と改善を行うことで、より効果的なタイアップ投稿ができるでしょう。

インスタグラムのタイアップ投稿の注意点

インスタグラムのタイアップ投稿の注意点は、以下の通りです。

ステルスマーケティングに注意する
自分に合ったブランドを選ぶ
コンプライアンスに注意が必要
契約内容をよく確認する

それぞれについて解説します。

ステルスマーケティングに注意する

インスタグラムでタイアップ投稿を行う際、ステルスマーケティング（通称：ステマ）に該当しないよう注意が必要です。ステマとは、広告であることを明示せずに行う宣伝活動のことで、消費者の判断を誤らせる可能性があるため、倫理的にも法的にも問題視されています。

2023年10月からは日本でもステマに対する法規制が始まり、違反した場合は景品表示法違反として扱われます。これにより、広告主は行政処分や罰金などのペナルティを受ける可能性があります。重要なのは、金銭の授受がなくても規制対象となる場合があることです。適切なタイアップ投稿を行うためには、必ず広告であることを明示し、「タイアップ投稿ラベル」を使用する必要があります。

また、ステルスマーケティングに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

自分に合ったブランドを選ぶ

インスタグラムでタイアップ投稿をする時は、自分のブランドイメージに合致した企業やプロダクトを選びましょう。単にフォロワー数や高いエンゲージメント率だけでなく、自身の価値観やフォロワーの興味関心に沿ったブランドを選ぶことで、より自然で説得力のあるコラボレーションができます。

逆に、自分のイメージやフォロワーの期待と離れたブランドとタイアップすると、不自然さが目立ち、信頼性を損なうことになります。そのため、タイアップを検討する時は、短期的な利益に飛び付かず、長期的な信頼性とブランド価値の維持を考慮して、ブランドや企業を選びましょう。

コンプライアンスに注意が必要

インスタグラムでタイアップ投稿を行う際、コンプライアンスへの注意もとても重要です。法的規制や業界ガイドラインを遵守することで、コンプライアンス違反を防げます。

コンプライアンスを遵守するためには、広告であることを明確に表示する必要があります。これは消費者庁のガイドラインに基づく要求であり、「タイアップ投稿ラベル」の使用などで対応できます。さらに、特定の業界（例：健康食品、金融商品など）では、追加の規制が適用される場合があります。これらの業界でタイアップを行う時は規制を事前に調査し、遵守しなければなりません。

契約内容をよく確認する

インスタグラムのタイアップ投稿をする時は、トラブルを防ぐために契約内容を詳細に確認しましょう。まず、報酬に関する詳細を確認してください。金額だけでなく、支払い時期や方法についても明確にしておくことも大切です。次に、投稿の頻度や時間帯、内容に関する制約などの業務範囲を把握するようにしてください。

著作権の帰属や二次利用の可否、独占契約の有無なども確認しておくと安心です

期待される成果や内容について事前に話し合い、書面で確認することで、リスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

本記事では、インスタグラムのタイアップ投稿について解説しました。自分のアカウントで企業やブランドの宣伝をすることで、収益を得ることができるタイアップ投稿ですがいくつか注意点もあります。